開運生活 実施理由6
実は年末に、近所に住む幼馴染が結婚式を挙げていた
近所の子供会で役員が一緒になって以来、母親同士が数人のママ友で、私は小学校1年生の頃にクラスが一緒で遊んでいた以外は接点がなかったが
小中学校の同級生の結婚式ということで、綺麗な姿を見たくてついて行った帰りに
近所の土地が売りに出されると聞き、前の持ち主が近所の小さなお店の店主だと聞いていました
今住んでいるところから歩いて2分…ここなら両親の生活環境も変えずに静かに暮らせるかも
と思っていた
弟から相談を受けた次の日、ネットで土地の情報を探したが見つからず、
土地的に住宅地としては人気な地区だったこともあり、日当たり良好で静かな土地はすぐに売れてしまうだろうなと思い
直接前の持ち主にどこの不動産屋に売却したか聞きに行ったところすぐに教えてくれたため、電話で直接不動産屋に問い合わせて売ってほしいと話した
実は大きな畑を6つに分けて作ったうち、日当たり良好な場所は3つ…
まだ土地は全く売りに出ていない状態だが、すでに売却した地主の知り合いが問い合わせてあと1つしか残っていなかった
直接不動産屋に行って聞いたところ、人気の土地なため、手付金がないと抑えられないと言われたため、明日返事をするから抑えておいてくれと頼んだ
その日の夜、両親に
「以前から父が家買ってと言っていたが、本当に買おうと思うがいいかな?近くにいい土地があるが、手付金を払わないと抑えられないと言われたので払ってこようと思う」
今住んでいるところの家賃分を両親からもらって、私がローンを組んで返済していけば、
法的な贈与税はかからない額で収まる上に、私の名義なので特に両親が亡くなった後も贈与の手続きがかからないことを説明した
正直両親がお金に余裕がないのはわかっていたので、将来的に本当に困ったら私が住む場所を確保するためのいい手段だと思っていた
結婚できなかったらこのまま住めばいいだけの話だし、何より将来親が路頭に迷って辛い思いをする姿だけは見たくなかった
家が新しければ、弟に孫が産まれても母も呼びやすいだろうし
なんとしても自分の力で家族を幸せにするんだという気持ちでいっぱいだった
今思うと、変なアドレナリンが出てた気がする(笑)
事情を説明したところ、両親ともやや放心状態だった
そりゃ突然だからびっくりするよね(笑)
でも私にはもう時間がない
「いや確かに冗談で言ったけど…」と父はモゴモゴしながらその日反対してこなかったので
翌日貯めておいた100万円を引き出して不動産会社に振り込んだ
でその日の夜に
「今日100万円振り込んで抑えて来たから、今度説明を一緒に聞きに行ってくれる?」
と言ったところ、両親ともに激情
「結婚前の娘が何考えてるんだ⁉️家を買うなんてそんなことさせられるはずがないだろ⁉️」
なぜ今まで頼まれていたことで、将来にとってベストな選択をしているはずなのに怒られるのかはわからなかったが、怒る気持ちもなんとなくわかった
親としては非常にまともだ(笑)
効率、利益と感情や倫理は少し離れている時があるから…
ただ、ここを逃してはいけない気がして
土下座をして家を買わせてくださいと頼み込んだ
買ってあげるのに(笑)
もう契約日が決まっていたから必死だった
それでも両親は大反対
じゃあ勝手に1人で住むからいいですと怒ったら
更に怒った😂(笑)
母が弟に連絡したら、驚いて翌日葬式ができたと会社に嘘をついて休んで飛んできた🐸
そして3人にこっぴどく叱られた
弟「お姉ちゃんに家を買わせるなんて何考えてるんだ」
父「俺は反対している」
私「パパが前から欲しいって言ってたんじゃん、買って何が悪いのさ…別にパパたちの金銭的負担は変わらないからいいじゃん。
弟も新築になるから、結婚するならいつでも彼女連れてきていいよ。パパとママの住居問題はこれで解決するから君は安心して家庭を作りたまえ」
3人からの説教
土下座
このループだった
弟は新年に今年結婚しようと思うと話していた。だから、弟の先の障害として見えるものは先に全て解決してあげたかった
以前から両親とも、住まいをどうするかという話を時々していたが、こんな形になるとは思っても見なかったんだろう
私だけではどうにもならず、結局不動産兼住宅メーカーの営業担当の方に説得してもらった
都会の方では独身女性がマンションを買うのは普通にある話ですとかなんとか一生懸命話してくれて
結局最後に、
「娘に買わせたくないのはわかるけど、この先どうするつもりなの?解決策あげてくれますか?私にはこれが1番円満で無駄がないと思うんだけど」
とかなんとか3、4日がかりで説得して最後は許しをもらって買うことになった
やれやれ
母はずっとずっと欲しかったけど諦めていた一軒家とシステムキッチンが手に入るとわかって大喜びだった
高級住宅メーカーではないものの、建売ではなく注文住宅だったのでキッチンや流しのデザインから壁紙まで全部選ぶことができた
値段は比較的良心的だったのでありがたかった
私はお金は出すけどそういうのには興味がなかったので、昔できなかった分好きにやりなよと両親の自由にさせて、オーダーメイドのカーテン屋さんの話を過去に母がしていたのを思い出し、予算少なめではあったもののカーテンもオーダーにしてあげた
2人ともいつも目がキラキラしていて本当に嬉しそうで、この先も支払いは大変だろうけど買ってよかったと心から思えた
頑張った人には必ずいいことがあるという結果を、自分の力で両親に用意できて本当によかった
あと私達のもう1つの喜ばしい点が、本籍ができたことだった
実はずっとアパートに住んでいて、亡くなった祖父母の家を当初もらうことになっていたので、本籍は祖母宅になっていた。
それも改めて変えることができて、祖父母の家の負の連鎖が本当に終わったんだと思えた
(お墓とかお仏壇は亡くなった方の供養だから全然いいんだけどね笑)
家の発注が一通り終わった頃、弟が彼女にプロポーズし成功
夏には両家顔合わせがあった
兄弟も参加した両家顔合わせだったが、お相手のご家族も本当にとっても良い方で、弟がこれからお世話になる方達がこんなにいい人達で本当によかったと思えた
あれよあれよという間に11月には引っ越しがあり、1月には弟の結婚式が行われることになった
私はといえば、ローンを抱えたらなぜか更に仕事にやる気が湧いて(すでにお父さん状態😂)
猛烈に働いて気がついたら出世していた(笑)
両親とも笑顔で弟も家に奥さんを連れて遊びにきてくれる、次の年には犬も飼って幸せいっぱいだった
なんか結婚しなくてももうこのままでいいかな〜って思ったんだけど
家を買う時に唯一父が私に出した条件があった
それが
「35歳までに必ず結婚する」
ことだった